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あの海○雄山も唸るかもしれない、いまどきの社員食堂。

社員食堂訪問記 特別編

食べて応援! 社員食堂で地域に貢献 徳島県庁職員食堂

今回ご紹介するのは、四国東部に位置する徳島県の県庁の職員食堂です。
徳島県には8市15町1村があり、県庁所在地は徳島市。人口755,162人(平成28年1月1日現在)。徳島県の全面積4,146.65平方キロメートルのおよそ8割が山地となっており、四国第2の高山である剣山(1,955m)を中心とした四国山地が県を南北に分け、県の北辺には、讃岐山脈が走り、香川県との境をなしています。この両山地の間を縫って流れる吉野川(四国三郎)、肥沃な土壌により、昔から農業が盛んで、収穫された青果物は主に関西方面へ出荷されています。

また「阿波牛」、「阿波ポーク」、「阿波尾鶏」等は阿波畜産ブランドとして県もその維持・普及に力を入れているほか、「はも」や「あおりいか」、「鳴門鯛」、「ちりめん」などの水産物も豊富なことで知られています。

青果物や畜産物、水産物などの食材が豊富な徳島県ならではのメニューを展開しているのが、徳島県庁の11階にある職員食堂です。一般の人も利用できる食堂で、捕獲した鳥獣を有効活用し、地域の活性化を図るためのジビエ料理を提供するなど、徳島ならではの食堂が運営されています。

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潤沢な地元産の食材が提供されている徳島県庁職員食堂

徳島県の食料自給率(平成25年度確定値)は、生産額ベースで125%となっており(同年の日本の生産額ベースの自給率は65%)、野菜を中心として、様々な農作物が作られ、京阪神地域に出荷されています。名産品として、「すだち」、「生しいたけ」、「カリフラワー」などは全国シェアNo1、他にも「れんこん」や「にんじん」、「なると金時」、「鳴門らっきょ」、「ししとう」など、多岐にわたる野菜が全国シェアの上位を占めています。

このような恵まれた食材の産地であるため、県庁の職員食堂でも徳島県産の食材がこれでもか! というほど提供されています。

「時期によって県外産の食材を使うこともありますが、お米をはじめ食材は基本的に徳島県産です。それ以外にも地産地消を促進する意味でも、徳島県産野菜のバイキング、「はも」を使った鱧丼、「れんこん」のフェアなど、シーズンごとに徳島県産の食材を使ったフェアを行なっています」(食堂を運営する徳島県職員生活協同組合の鳥養副組合長)

また、「徳島県シカ肉・イノシシ肉処理衛生管理ガイドライン」に則した処理加工施設で 適切に処理された、安全・安心なシカ肉等を「阿波地美栄(あわじびえ)」とネーミングし、県産の食材や調味料等を使用した、地域色豊かな料理を提供する飲食店を「うまいよ!ジビエ料理店」として認定し、シカ肉等の普及と消費拡大に取り組んでいます。

取材日もジビエ料理として「鹿肉の煮込みハンバーグ」が提供されていましたが、用意していた数量があっという間に売り切れていました。

安全で安心な地元産の豊富な食材を活かしたメニューが提供されているだけでなく、イベントなどを通じて多くの人への周知など、県の農業をサポートする県庁と徳島県職員生活協同組合とのタッグで徳島県産の食材をアピールされています。

県庁の食堂では、その地域の旬な食材を積極的に利用されていますので、徳島県のような食材が豊富に収穫される自治体の食堂は、足を運ぶ価値があるといえそうです!